気象庁は2019年2月5日、予報業務に使用しているスーパーコンピュータが午前8時56分から午後0時30分頃まで停止していたと発表した。この影響で、予報の基になる気象予測モデルの配信に欠落や遅延などの影響が出ている。

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 停止したのは、気象庁が2018年6月に運用を開始したばかりの米クレイ(Cray)製「Cray XC50」で、日立製作所が納入した。同スパコンの総演算性能は約18ペタFLOPSという大規模なもので、気象庁はこれを「主系」「副系」に分けて運用していたが、いずれも停止したという。この影響で1時間ごとに日本周辺の雨量や気温などを予測する「局地モデル」について午前9時と午前10時の配信分が欠落したほか、アジア全域の予測モデル、地球全体の予測モデルについても遅延が生じている。

 停止の原因は特定できていないが、気象庁によると「スパコンが停止した時間帯に電源関連の作業をしていた」といい、これが何らかの形で影響している可能性があるとしている。