米Intel(インテル)社は、機会があるごとに事前紹介していたMPU「Intel Xeon W-3175 Processor」を正式発表した(ニュースリリース)。Xeon W-3175Xは同社のサーバー向けMPU「Xeon Scalable Processor」(関連記事1関連記事2)を、建築/工業デザイン/コンテンツ作成向けワークステーション/デスクトップPC用MPUとして仕立て直した製品である。

新製品の利用イメージ。Asetek社の液冷クーラーを付けている。Intelの写真
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 同社は2018年6月に台湾で開催の「COMPUTEX TAIPEI 2018」(関連記事3)の基調講演において突如としてXeon W-3175Xのデモンストレーションを実施し、2018年10月に米国ニューヨーク州で開催された「Fall Desktop Launch Event」において正式に製品の存在を明らかにした(関連記事4)。Xeon W-3175Xは28コア/56スレッドのCPUに38.5MバイトのL3キャッシュを備える。コア/スレッド数やL3キャッシュ容量は、Xeon Scalable製品の「Xeon Platinum 8180」と同じである。Xeon W-3175Xの動作周波数は定格3.1GHz/Max Turbo時4.3GHzと、Xeon Platinum 8180の2.5GHz/3.8GHzよりも若干高い。同社によれば、上述のFall Desktop Launch Eventで発表されたプロフェッショナルユースPC向けMPUの「Core i9-9980XE」とXeon W-3175Xを比較した場合、Unreal Engineを利用したInfiltrator Demoの実行速度がXeon W-3175Xの方が52%高いという。

 Xeon W-3175XのパッケージはXeon Platinum 8180と同じくFCLGA3647である。6チャネルのDDR4-2666に対応する(ECCサポートあり)。ただし、Xeon Platinum 8180と異なりXeon W-3175XmにはUPI(Ultra Path Interconnect)が1本も備わっていないため、2ソケット以上の構成は取れない。PCI ExpressはGen3で最大68レーンに対応。熱設計電力は255W。なおパッケージにCPUクーラーは付属しておらず、IntelはデンマークAsetek社の液冷クーラー「Asetek 690LX-PN」(Asetekによる販売価格は399.00米ドル)の利用を推奨している。

 Xeon W-3175Xはシステムインテグレーター経由で出荷中で、希望小売価格は1000個発注時に2999.00米ドルである。