ビズリーチは2019年1月29日、従業員データベースのクラウドサービス「HRMOS Core」を同日付で提供開始すると発表した。人事部門の負荷を軽減することを狙い、入社・退職や人事異動に関わるメンテナンス作業の手間を軽らす複数の機能を備える。

 「自動化エンジン」と呼ぶ機能を備える。入社、退職、異動などに伴う従業員データベースの更新をトリガーとして、APIを経由して社内システムや法人契約する外部クラウドサービスのアカウントを作成・解約・権限変更したり、発令前に関係者へアラートメールを送信したりできる。

従業員データベースのクラウドサービス「HRMOS Core」を使うことで自動化できる業務の例
(出所:ビズリーチ)
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 自動化エンジンのルールは、現時点ではエンジニアによるコーディングが必要だが、「例えばGoogleやSlackのアカウント更新など、ニーズが多いと考えられる連携コネクターは今後パッケージとして提供していき、GUIで簡単に設定できるようにしていく」(ビズリーチの竹内真CPO兼CTO)。

 人事異動が予定されている場合に対象者の所属変更をあらかじめ予約しておき、所定の異動日に切り替わる機能も設けている。大規模な人事異動に伴う従業員データベースの更新作業の負荷を分散しやすい。個々の従業員が自宅住所など自身の情報を更新する機能もある。

HRMOS Coreの発表会に登壇するビズリーチの南壮一郎社長
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 HRMOS Coreを提供する狙いについて南壮一郎社長は「人事担当者の業務の8割はオペレーション業務であり、戦略的な業務に割ける時間はわずかである。HRMOS Coreにより人事担当者の業務負荷を圧倒的に軽減したい」と強調する。

 同社はHRMOS Coreについて、大企業~中堅企業を中心に2022年までに1000社の導入を目指す。今後はHRMOS Coreをベースに、2019年春に従業員のパフォーマンス管理機能を追加するなど機能拡張を計画している。将来的には「入社後の活躍の状況や評価データなどを『HRMOS採用管理』にも生かし、どのような人材を採用すれば入社後の活躍が期待できるのかといったことも分かるようにしたい」(南社長)としている。