ベリタステクノロジーズ(以下、ベリタス)は2018年9月27日、エンタープライズ向けバックアップソフトウエアの新版「Veritas NetBackup 8.1.2」の提供を開始した。物理/仮想、オンプレミス、クラウドなど異なるIT環境のデータを統合的に管理できる。

ベリタステクノロジーズ 常務執行役員テクノロジーセールス&サービス本部の高井隆太氏(撮影:翁長 潤、以下同じ)
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 説明会では常務執行役員テクノロジーセールス&サービス本部の高井隆太氏が登壇し、「技術の変遷により、データを管理するインフラは従来の物理サーバーやデータセンターから、ハイブリッドクラウド、マルチクラウドへと移行している。様々なインフラにデータが格納されるようになり、その管理が煩雑となっている」と説明。そのうえで、マルチクラウド時代のデータ管理に関する課題を全方位的に解決する「360度データ管理」というコンセプトを紹介した。

あらゆるデータ管理要件に対応する「360度データ管理」
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 ガートナーの調査によると、ベリタスの「Veritas NetBackup」と「Veritas Backup Exec」がバックアップソフトウエア部門の市場シェアを24.3%獲得しているという。「その中でもVeritas NetBackupが大きな割合を占めており、当社の最重要プロダクトに位置付けている」(高井氏)。エンタープライズ向けのVeritas NetBackupに対し、Veritas Backup Execは中小規模向けのソフトウエアだ。

一般ユーザー向けの「Web UI」を搭載

 続いて、テクノロジーセールス&サービス本部 データ保護ソリューション シニアプリンシパルスペシャリストSEの勝野雅巳氏が今回のVeritas NetBackup 8.1.2の特徴を紹介した。勝野氏によると「シンプル」「次世代ワークロードへの対応強化」「ユーザーエクスペリエンスの進化」「保護されたデータの活用」の4点がポイントになるという。

ベリタステクノロジーズ テクノロジーセールス&サービス本部 データ保護ソリューション シニアプリンシパルスペシャリストSEの勝野雅巳氏
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 新版では、きめ細かなオプション設定が可能な従来のデータ保護管理者向けJava UIに加えて、シンプルな保護設定、セルフリストアが可能な一般ユーザー向けの「Web UI」を搭載した。Web UIを活用することでモバイルデバイスによる遠隔操作なども可能になる。自分のVM(仮想マシン)の保護プラン(プロテクションプラン)を作成したり、VMの保護状況などをダッシュボードで一目で確認できたりする機能を備える。

Web UIによるダッシュボード画面の一例
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 勝野氏は、オープンソースデータベースやHCI(ハイパーコンバージドインフラ)、ビッグデータなどを従来と異なる「次世代ワークロード」と定義し、それらも含めた統合的なデータ保護・管理が今後求められると説明した。

 今回の新版では、こうした次世代ワークロードの適用対象として、NoSQLの「HBase」とオンプレミスでAzure環境を提供する「Azure Stack」を新たに追加した。プラグインをダウンロードすることで利用可能になり、全てのバックアップを単一コンソールで統合管理できる。

 さらに今回から「NetBackup Parallel Streaming」の技術を追加。HadoopやHBaseなどマルチノードシステムの各ノードからエージェントレスでデータの並列処理を行うことでバックアップの高速化を図れるという。パブリッククラウドのスナップショットの統合管理も可能になった。

NetBackup Parallel Streaming
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