キッズデザイン協議会は「第12回キッズデザイン賞」(主催:キッズデザイン協議会、後援:経済産業省、内閣府、消費者庁)の受賞作品252件のうち、優秀作品33件を発表した(ニュースリリース)。同賞は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ製品や空間、サービス、活動、研究などを顕彰するもの。第12回の応募数は468件。2007年の創設後の累計応募数は4549件、受賞数は2705件になった。

 同賞は[1]子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン、[2]子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン、[3]子どもたちを産み育てやすいデザイン——の3部門で、優れた製品やアプリケーション・サービス、建築・空間、コミュニケーション、調査・研究を選ぶ。子ども用にデザインしたものだけでなく、大人や一般向けのものでも子どもや子育てに配慮されたデザインであれば対象となる。受賞部門として[1]に「子ども部門」「一般部門」、[2]に「クリエイティブ部門」「リテラシー部門」「消費者育成部門」、[3]には「個人・家庭部門」「地域・社会部門」「男女共同参画部門」を設定している。

内閣総理大臣賞

 全体の最優秀賞である内閣総理大臣賞には、YKKのファスナー「QuickFree」が選ばれた(図1、YKKのニュースリリース)。

図1:YKKの「QuickFree」(出所:YKK)
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 同製品は、スライダー部分を改良することで操作性を高めたのが特徴。子どもが1人で衣服を着脱しやすく、親も着せやすいという。左右に一定の荷重がかかるとスライダーが外れ、スライダーを下げなくてもファスナーが開く機能を備えており、遊具やドアノブに衣服が引っかかることによる首締まり事故の危険性を下げられる。受賞理由として同協議会は「荷重が加わっても外れない工夫に取り組んできたファスナーが、『外れた方がよい場合もある』ことに気づいたことでデザインと機能に新たな方向を示した好例」であることを挙げている。

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