米Microchip Technology(マイクロチップ)社は、「Arm Cortex-M23」をベースにしたMCUの新製品「SAM L10ファミリー」と「SAM L11ファミリー」を発売した(日本語ニュースリリース:PDF) 。Cortex-M23は、「Armv8-M」アーキテクチャーを実装した初めてのCPUコアの1つで、Microchipは同CPUコアのライセンスを取得した最初のMCUメーカーの1社である(関連記事1)。

 Armv8-Mの最大の特徴は、MCU向けの「Arm-M」アーキテクチャーとして初めてセキュリティー技術の「Arm TrustZone」に対応したこと(関連記事2)。Microchipは今回の新製品を、セキュリティーの担保が重要なIoTのエンドポイントに最適だとしている。なお、Armによれば、Cortex-M23の演算能力は、IoTのエンドポイント向けMCUではお馴染みの「Arm Cortex-M0」や「Arm Cortex-M0+」よりも若干高いという。

 新製品のうちTrustZoneに対応しているのはSAM L11で、SAM L10は対応していない。SAM L11はTrustZone以外のセキュリティー機能も豊富だ。セキュアブートや、データフラッシュのデータスクランブル、SERCOM(Serial Communication Module)のセキュアー・ピン・マルチプレクス、暗号化アクセラレーター、真の乱数発生器(SAM L10も集積)などを備える。

「SAM L10ファミリー」と「SAM L11ファミリー」の主な仕様。2行めの「MPU」はMemory Protection Unitの略。Microchipの表
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