アジャイル開発チームでは、主にテストを担当する役割としてQAを置くことがある。QAの小ワザを紹介する。

携帯ホワイトボードで仕様を共有

 アジャイル開発チームのQAの役割は確立しているとは言い難い。スプリントが終わった後に前スプリントのテストを実行する現場もあれば、スプリント中にテストを並行して実施するチームもある。

 ただ、多くの現場でよくあるのは、テストに必要な仕様書が完全に整備されていないことだ。アジャイル開発といえども最終的には仕様書が必要だ。とはいえ、スピードを重視して作業の優先度を考慮した結果、ドキュメント作りを最低限にとどめて開発を進めている現場も多い。その状況でテストを実施するには、QAがこまめに開発担当とコミュニケーションを取り、仕様の認識を共有する必要がある。

 このとき、ちょっとしたワザがある。100円均一ショップで購入した卓上サイズのホワイトボードを持ち歩き、仕様について図を用いて確認するのだ。書いた内容はスマホなどで撮影し、その写真をチーム内で共有する。最終的な仕様書を作成するまでの仕様書代わりになる(図1)。

図1●小型のホワイトボードを携帯して常にメモを取る。メモを写真に記録しておけばテストに役立つ
[画像のクリックで拡大表示]

 アジャイルチームにおけるQAは単なるテスト実行者ではない。プロジェクト全体を通して品質やチーム力の向上に寄与することが期待されている。

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