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 潰れた部下の周りでよく見られるのが、チーム内が殺伐としていて、誰も相談できる人がいないといった状態だ。部下とリーダーの関係やチームメンバー同士の人間関係が悪い場合、ストレスをはね返せず潰れてしまいがちだ。

 このような状況を改善するには、まずチーム内の人間関係の改善が必要である。潰れた部下がリーダーやチームメンバーと本音で話せるような環境を作りたい。潰れた部下やメンバーと対話を重ね、信頼を積み重ねることが重要だ。

 そのためにリーダーが気を付けることは、以下の3つである。

  • 部下とチームを観察する
  • 部下の話を受け止める
  • 部下を否定しない

 リーダーがまずやるべきなのは、潰れた部下を含むチームメンバーをよく観察することである。リーダーが部下の表情や反応をつぶさに観察し、どんな精神状態にあるかを推察するわけだ。精神的に追い込まれている部下は、表情やしゃべり方、姿勢に特徴が出る。例えば、過度なストレスがかかっている場合、顔の筋肉がこわばり、能面のような顔になることがある。緊張や不安を抱えていれば、呼吸が浅くなったり、声が上ずったりする。

 部下のこうした反応に応じて負荷状況をさぐり、言葉の使い方や任せる仕事の内容を調整するとよい。潰れた部下のケアは、早ければ早いほど復活するまでの期間は短くなる。部下は、来たばかりのリーダーに本音を打ち明けるまでには時間がかかるかもしれない。しかし、「このリーダーは部下の苦しい状態を気付いてくれる」と感じ、本当の気持ちを語ってもらえるようになれば、状況改善への突破口になる。

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