IoT(Internet of Things)ブームによって、さまざまな「スマートなんちゃら」が登場し続けている。そんな中「スマートクロック」と聞いて、どのような時計を想像するだろうか。もちろん「スマートウォッチ(腕時計)」ではない。今回はそんな変わり種のデバイスを紹介しよう。名前の通りスマートな置き時計だ。製品名は「LaMetric Time」で、英LaMetricが開発・販売している(写真1)。

写真1●LaMetric Timeのパッケージ
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 LaMetric TimeはWi-Fiでネットワークに接続し、クラウドと通信する。時刻表示だけでなく、天気情報、ネットラジオの再生、ストップウオッチなどの機能が標準で搭載されている。LaMetric Timeでは、これらの機能のことをアプリと呼んでいる(写真2)。

写真2●時計表示モード
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 本体上面にはボタンが3つあり、左右のボタンを押すとアプリが切り替わる。スマートフォンのアプリと同じように、さまざまな機能を追加できる。公式アプリだけでなく、誰でもLaMetric Time用のアプリを開発して、公開することも可能だ。そしてOAuth2などを使ったユーザーの認可、ユーザー情報の取得、デバイス情報の取得といったクラウドAPIが提供されており、自社サービスとの連携などもできる。

 一方で、LaMetric Timeはローカルネットワーク上で、LaMetric Timeを操作できるAPIも公開している。本コラムでは主にローカルネットワーク用のAPIについて紹介しよう。

 まずはローカルネットワーク上でLaMetric Timeを発見する必要がある。LaMetric TimeはUPnPのM-Searchをサポートしている。さまざまなプログラミング言語でUPnPのM-Searchをサポートしたライブラリーが存在するので、それらを活用するとよいだろう。Node.jsであれば、筆者が「node-upnp-utils」というnodeモジュールをGitHubに公開しているので、もしNode.jsを使う場合は、こちらをお試しあれ。

 UPnPを利用できない場合は、LaMetricの開発者サイトにログインして、自分が登録したLaMetric TimeのIPアドレスを知ることが可能だ。ローカルAPIを利用するためには、LaMetric TimeのIPアドレスに加え、APIキーが必要となる。APIキーはLaMetric Time個体ごとに割り振られており、それも開発者サイトで把握できる。

 LaMetric TimeのローカルAPIにはベーシック認証がセットされている。ユーザー名は「dev」固定で、パスワードにはAPIキーをセットする。ここまで準備できれば、REST方式で必要なAPIをキックするだけだ。

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