本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 2019年6月20日に、韓国ソウルの展示会場COEXで「International Smart Factory Conference & Expo」が開催された。製造業の競争力を高めるため、韓国政府がサポートしソウルと釜山で実務者向けに開催されているイベントである。カンファレンスでは中央省庁の中小ベンチャー企業部(部は省に当たる)、韓国Samsung SDS社、三菱電機、フランスSchneider Electric社などが事例を発表した。

 中小企業ベンチャー企業部の事務官Park Ji-Hwan氏は、中小企業を支援する「スマート製造革新」政策を紹介した。「ドイツのインダストリー4.0をはじめ米国、日本、中国など、主要国の政府は製造業のスマート化を後押ししているが、韓国は政策の面で出遅れた。

 ただし韓国はIT強国で、ロボット普及率は世界1位、経験豊富で技術力を備えた大手企業と優秀な人材を保有しており、まだ追いつける。製造業のスマート化によって大手企業と中小企業の差が開き過ぎないよう、2022年までに中小企業のスマートファクトリーを3万カ所に増やし、2030年までにスマート産業団地を20地域に整備する。

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