本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 米国シリコンバレーを拠点にするUbiquity Robotics社はロボットを趣味とする人々が集まって設立された会社で、2018年3月にプラットフォーム・ロボット「Magni」を発売した(図1)。創設や開発経緯には、他社にない独自のアプローチがある。共同創業者で全体の開発をオーガナイズしたDavid Crawley氏に聞いた(図2)。

Magniを作った意図は何か。

Crawley氏 最近は多くの企業がロボットに進出しているが、よく理解されていないのがロボットを作るためには数年の時間と数百万米ドルのコストがかかることだ。そこで、モビリティ、ナビゲーション、自己位置推定、障害物回避、コンピュテーションという基本的な機能を搭載した移動ロボットを、箱から開けてすぐに使えるようにすればいいのではないかと考えた。各社はその上にアプリケーションを開発すればいい。Magniは、可搬質量が100kgで価格は1900米ドル。ROSベースのロボットで可搬質量1kg当たりの価格としては最安だろう。現在の倉庫ロボットは3〜9万米ドルもする。

図1 Magniの外観
本体の質量は13kg(電池なしの状態)、可搬質量は100kg。ROSを利用している。(写真:Ubiquity Robotics社)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は日経Robotics購読者限定です。