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 2018年6月、韓国LGグループの持ち株会社であるLG社で4世代目にあたる会長が就任した。5月に会長で総帥の具本茂(グ・ボンム)氏が亡くなり、長子相続というLG社の伝統を守り長男の具光謨(ク・グァンモ)氏が会長に就任した。具光謨氏は40歳で、LGグループ史上もっとも若い会長となる。世代交代のため、前会長の弟でLGグループ副会長の具本俊氏をはじめとする旧経営陣は2018年末で辞任する見込みである。

 韓国Samsung Electronics社に比べ保守的で公務員のようだと言われ続けたLGグループに、40歳の会長が新しい風を吹き込むだろうと期待する声が多い。新しい会長は就任後すぐ大規模な投資計画を発表した。2017年末時点でLGグループの現金資産保有額は約6兆9000億ウォン(約6860億円)と歴代最高額に達している。2018年に入り、韓国LG Electronics社(以下、LG社)はRobostar社のほかに韓国のロボット向けアクチュエーターメーカーROBOTIS社、感情認識分野で注目を集めるAcryl社、在庫管理ロボットを手掛ける米Bossa Nova Robotics社にも投資してきた。LG社が新規事業として力を入れてきたロボット・AI・電装事業の投資は、今後さらに拡大するものとみられる。

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