本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 「ROS」に代表されるように、オープンソースソフトウエア(OSS)はロボットの領域でも少しずつ広がり始めているが、大企業の中にはまだOSSに対して懐疑的な見方をする組織も少なくない。

 ソニーの「aibo」のようにROSを全面的に採用したロボットも民生機器の領域では出てきているが、産業用ロボットの領域ではROSをはじめとするOSSはまだ市民権を得ているとは言いがたい。ROSを産業用ロボットで利用するための「ROS-Industrial」といった活動も海外では出てきているが1)、日本ではこれも知名度が薄い。

 そうした中、日立製作所がOSSを大企業内で活用するための“奇策”を編み出した。日立グループの日立ハイテクノロジーズが、医療用分析装置の組み立て工程にロボットアームを導入した際、ROSベースのOSSの動作計画ツール「MoveIt!」を活用した。その使い方が一風変わっている。

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