本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 業務用の炊飯機器や各種調理器、冷蔵庫など厨房機器の大手メーカーであるフジマックは、ロボットアームを用いた食器洗浄機を開発した(図1)。

 自社の食器洗浄機からコンベアに載って出てきた食器をカメラで認識し、吸引ハンドを付加した6軸ロボットアームでピッキングして種類別に重ねて並べることができる。飲食店や給食工場など大量の食器を扱う現場に向ける。

 食品業界向けロボットを手掛ける日本のスタートアップ、TechMagicと共同開発した。TechMagicはボストンコンサルティンググループ出身の白木裕士氏が2018年2月に設立。

 当初は、飲食店向けに調理を自動化するロボットの開発に注力していたが、より早く製品化にこぎつけるべく、第2の製品として食器洗浄機と連携する今回のピッキングロボットを開発した。

図1 食器ピッキングの実演の様子
アームはデンソー製。カメラはRealSenseを2台用いているが、距離画像は用いずRGB画像のみ利用している。画面右手の棚に種類別に食器を並べている。
[画像のクリックで拡大表示]

 フジマックは厨房機器の大手メーカーであり、飲食店などの顧客と豊富な接点を持つ。同社の食器洗浄機と組み合わせて販売していく計画である。

この先は日経Robotics購読者限定です。