本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 2019年6月に米国サンノゼで開催されたセンサーのイベント「Sensors Expo & Conference」では、スタートアップ企業による、運転支援機能や自動運転機能に向けたLIDARの提案が相次いだ。

 一度採用されれば大きな数量を見込めるだけに、多くの企業が車載用途に焦点を絞っているものの、ロボットやドローン、電動航空機など、さまざまな機器への展開も狙っている。同イベントに出展したスタートアップの中で、設立約3年以内と若く、長らくほぼステルス状態だったことから、多くの来場者の関心を集めていたのがオーストラリアBaraja社と米OURS Technology社である。

 Baraja社はもともと通信業界で経験を積んだ技術者が2016年に立ち上げた企業で、本社をシドニーに構える。光源のレーザーの走査に機構部品を用いない、いわゆる「メカレス」型のLIDARを手掛けている。メカレス化によって、少なくとも1000米ドル以下にできるとみる。

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