本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 スペイン北部のバスク地方。フランスと国境を接し、スペインとは異なる独自の言語や文化を持つこの地に、一風変わったロボットベンチャーがある。従業員20人から成るAcutronic Robotics社だ。

  バスク自治州政府がある州都、ビトリア=ガステイス(Vitoria-Gasteiz)に居を構え、日夜、ロボット向けソフトウエアや制御ボードを開発している(図1)。ソニーが2017年9月に出資したことで、その名をよく知られるようになった。

 2014年の創業以来、長らくステルス状態にあったこのAcutronic Robotics社が、いよいよ表舞台に出てくる(Acutronic Robotics社 創業者CTOへのインタビュー記事)。

  2018年9月、スペイン・マドリッドで開催されるROS(robot operating system)のイベント「ROSCon 2018」に合わせて、自社の戦略商品を発表するのである。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
図1 Acutronic Robotics社創業者のVíctor氏ら
2014年の創業当時はErle Robotics社という名称で、Víctor氏らが兄弟で創業した。左の写真で、左側がVíctor氏。右の写真は同社オフィスの様子。

この先は日経Robotics購読者限定です。