本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 世界中の都市の道路沿いの画像データを取りそろえている米グーグルのサービス「Google Street View」。そのデータが機械学習研究などに向けて一部公開された。

  ディープラーニング技術を得意とするグーグル傘下のAI企業、英DeepMind社がStreet Viewのデータを深層強化学習などに応用できる形に仕立て上げ、約11万枚のパノラマ画像とともに公開した1-2)

 本誌が2017年11月号で解説したように、DeepMind社はSLAMのようなロボットの移動関連系の技術を深層強化学習ベースで構築する研究「StreetLearn」に取り組んでいる3)

図1 グーグルStreet Viewのデータを機械学習研究向けに公開
New YorkとPittsburghという2つの都市について、撮影画像、道路のトポロジーを示したグラフ、ランドマーク情報などから成るデータセット「StreetLearn Dataset」を公開した。なお、上記写真は2018年3月の論文公開時の写真であり、本データセットのものではない。(写真:DeepMind社)
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 そうした領域の研究コミュニティを盛り上げてリードすべく、このたびデータセットの公開に踏み切った形だ。DeepMind社の同研究にちなんで、このStreet Viewのデータセットは「StreetLearn Dataset」と呼ばれている(図1)。

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