無線LANを利用しようとすると、つながらなかったり突然切れたりすることがよくある。今回は、無線LANのトラブルとして最も多い「つながらない」原因を掘り下げて解決策をまとめよう。

最初の関門は設定ミス

 無線LANにつながらない原因はいろいろある。家庭やオフィスといった固定的な環境への導入時に接続に失敗する場合、利用している最中に突然つながらなくなる場合、外出時など一時的な無線LAN環境でつながらない場合の3つの状況ごとに、よくある原因をハードウエア、ソフトウエア、サービスで分類した(表1)。

表1●無線LANに接続できない場合の主な原因
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 固定的な環境でつながらない場合、ほとんどは設定ミスが原因である。ベンダーは無線LAN機器を設定するためのマニュアルを用意しているが、適切に設定することはそれほど容易ではない。特に間違いやすいのがセキュリティーの項目である。アクセスポイント(AP)側と端末側で使う規格/暗号方式/認証をすべて合わせないと、無線LANはつながらない(表2)。

表2●無線LANで利用されるセキュリティー規格の例
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 設定の間違いは、マニュアルを再確認しながら順にチェックしていけばたいてい見つけられる。対応が難しいのはハードウエアやソフトウエアに原因がある場合だ。

 ハードウエアには初期不良や個体不良がある可能性はどうしても避けられず、そのときはユーザーだけでは解決できない。ベンダーに問い合わせるには、どのようにつながらないのか、状況を正確に伝える必要がある。例えば機器の設定値や使用している環境の情報を確認して伝えなければいけない。意外と時間がかかる作業になる。

突然の切断は1つずつ確認

 それまでつながっていた無線LANが突然遮断された場合は、確認すべきことがさらに増える。このため1つずつ確認していくことが不可欠である。再現性があるとは限らないので、トラブルが最初に発生した際にできるだけ確認することが重要だ。

 まずはハードウエアとソフトウエアが動作しているかどうかと、ソフトウエアのバージョンを確認する。これで原因がハードウエアおよびソフトウエア側なのか、サービス側なのかの目星が付けられる。最近ではスマートフォンでWi-Fiと4Gを簡単に切り替えられるようになっており、サービスの状況を確認しやすい。

 次に、コネクターやスイッチ類の接続を確認する。接続部分は機器の裏側にあることが多く、意外と確認しづらい。

 注意すべきは、原因を調べている間は設定を極力変更しないことだ。設定を変更せずに状況を確認する。変更する場合も、思い当たる設定のみ最小限変更する。さもないと、問題がなかった状態の設定に戻すのが困難になる。

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