最初の無線LAN標準規格であるIEEE 802.11が制定されたのが1997年。普及のきっかけとなった米アップルのAirPortが発売された1999年を実質的な元年とすると、無線LANの歴史はわずか20年ほどにすぎない。

 20年の間に無線LANは、ユーザーのニーズに合わせて、目覚ましい進化を遂げている。今回の連載では、これからの“令和”時代に無線LANがどのように変化するのか、その方向性を技術的な側面から分析していこう。

2010年から加速度的に普及

 IEEE 802.11では、無線LANに関連する標準規格が数多く制定されてきた(表1)。このうちアクセスポイントと端末との接続に関する規格について、制定された年と最大伝送速度を示したのが図1だ。業界団体であるWi-Fiアライアンスの「プロダクトファインダー」でWi-Fi認証を取得した製品の累計台数を調べた結果が図2である。

表1●主な無線LAN関連の標準規格
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図1●無線LAN規格の制定年と最大伝送速度の推移
IEEE 802.11acと11axにおける最大伝送速度の向上が著しい。
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図2●Wi-Fi認証を取得した製品の累計台数
2010年以降、Wi-Fi認証を取得した製品が急速に増えていることが分かる。Wi-Fiアライアンスのプロダクトファインダーで調べた(2019年度は7月まで)。
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