[スイッチ部門]
3ジャンルでシスコがトップ 安心感があるがコストに不満

 企業ネットワークの利用実態を調べるアンケート調査を2018年5月から6月の間に実施し、1010の回答を得た。その結果をスイッチ部門、無線LAN部門、UTM/ルーター部門の三つに分け、さらに各部門の製品ジャンルごとに回答を集計したのが本特集だ。質問では製品ジャンルごとに、主に使っているネットワーク機器のベンダー名、機器の主な仕様、選んだ理由などを尋ねている。

 スイッチ部門では、ユーザーのパソコンやプリンターなどをつなぐアクセススイッチ(アクセスSW)、アクセススイッチをフロア単位や部署単位で束ねるフロアスイッチ(フロアSW)、企業のネットワークを集約しVLANの分割に使うレイヤー3スイッチに分けた。まずは、それぞれでよく使われる機器のベンダーを見ていこう。

アクセスSWの上位は前回と同じ

 アクセススイッチで1番人気(1位)だったベンダーは、シスコシステムズだ(図1)。「わからない」「使っていない」などの回答や無効な回答を除く有効回答数を母数に、回答数の割合が高い順にランキングを付けた。2017年も同じ調査を実施し、その結果を前回の結果として示している。

図1●アクセススイッチベンダーの順位
回答者が携わる企業ネットワークで主に使っているアクセススイッチのベンダーを一つだけ答えてもらった。割合は、「わからない」「使っていない」などの回答を除く有効回答数665を母数にして計算。3%以上のベンダーを掲載した。前回の結果も、今回と同じ条件で集計したもの。
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 シスコシステムズの割合は24.7%で、4社に1社が同社のアクセススイッチを使用している計算だ。前回の調査でも1位で、割合もほぼ同じだ。

 2位にはバッファロー、3位にはアライドテレシスが入った。両社も前回と同じ順位で、バッファローの割合は19.2%と前回より2.5ポイント低かったが、アライドテレシスの割合は17.6%で前回とほぼ変わらなかった。

 4位以降の割合は、3位に10ポイント以上の開きがあった。4位から8位までの顔ぶれは、前回の調査と同じ。4位のアイ・オー・データ機器の割合が4.2%から5.9%に、6位の富士通が3.6%から5.0%に、同率で6位のヤマハが3.2%から5.0%に伸びている。一方、8位の日本ヒューレット・パッカード(HPE)の割合は3.0%と、前回の4.4%より低かった。

フロアSWの3分の1はシスコ

 フロアスイッチでは、シスコシステムズが1位、アライドテレシスが2位、バッファローが3位だった(図2)。シスコシステムズとアライドテレシスの割合は20ポイント近く開き、さらにアライドテレシスとバッファローの割合は10ポイント近く開いた。

図2●フロアスイッチベンダーの順位
1位のシスコシステムズの割合は、37.4%とダントツ。2位のアライドテレシスの割合はアクセススイッチとほぼ変わらないが、バッファローの割合はアクセススイッチより10ポイント近く低かった。
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 4位にHPE、5位に富士通とネットギア、6位にNECが入った。いずれも割合は5%前後で、僅差だった。なお、前回の調査で割合が3.6%で8位だったヤマハは、今回の調査では3%未満だったので掲載していない。

▼UTM
Unified Threat Managementの略。
▼VLAN
ネットワークを物理的ではなく、論理的に分割する技術。

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