LANケーブルや光ファイバーケーブルが増えてくると、どのケーブルがどのLANスイッチや情報コンセント、パッチパネルにつながっているか分かりにくくなる。これは挿し間違いが生じやすくなる要因の1つだ。

 そこで重要となるのが、「ラベリング」である。ケーブルに番号などの情報を書き込んだラベルを付けることで、ケーブルの配線、ネットワーク構成の変更や障害時の対応での挿し間違いを防ぐ。

便利な「回転ラベル」

 LANケーブルのラベリングでよく使われているのが、「回転ラベル」と呼ばれるタイプの製品だ。ケーブルを巻く形で取り付けるが、ケーブルに貼り付けるわけではなく、自由に回転するチューブ状となっている。このため、ラベルを回したり、前後にスライドさせたりできる(写真1-1)。これはラベルの表記を確認するときに便利だ。

写真1-1●回転ラベル
ラベルはケーブルに固定されておらず、自由に回転する。前後にスライドすることもできる。写真はヘラマンタイトンの製品。
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 基本的にラベルはLANケーブルのプラグの根元に寄せておく。ただ、ポート密度の高いLANスイッチにたくさんのケーブルを挿すと、ラベルの表記が読みにくい。そこで、ラベルを確認するときに手元に引き寄せるのだ。

細い光ファイバーには旗型

 光ファイバーケーブルはLANケーブルに比べ、かなり細い。このため、もし回転ラベルのように巻き付けるタイプにすると、面積が狭くなって表記が見えなくなってしまう。そこで光ファイバーケーブルには、旗型のラベルが便利だ(写真1-2)。細径の光ファイバーケーブルに取り付けられ、表示面積を広く取れる。

写真1-2●旗型ラベル
光ファイバーケーブルはLANケーブルよりも細いため、旗型のラベルが便利だ。写真はパンドウイットコーポレーション日本支社の製品(同社提供)。
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 2心の光ファイバーケーブルには、まとめて束ねるタイプの識別表示板が利用できる(写真1-3)。ケーブルを挟み込んだ後は、仮止め状態にしてから本止め状態にする。仮止め状態ではスライドが可能で、ラベルの貼り付けなどの作業を終えたら移動させて本止め状態にする。

写真1-3●光ファイバーケーブル向けの識別表示板
2心の光ファイバーケーブル用で、ワンタッチで取り付け可能。後からラベルを貼り付けるタイプ。写真はヘラマンタイトンの製品(同社提供)。
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