プログラミングと聞くと身構えてしまう人は多いかもしれない。ただ、プログラムの基本的な構造はシンプルだ(図3-1)。プログラムには「コンピューターに対する指示」を順番に書いていく。こうした指示をコンピューターは上から下に順番に実行していく。

図3-1●コードの実行の流れは3種類
コードは通常は上から下に順次実行される。条件分岐がある場合は、条件が成り立つかどうかによって実行する処理が変わる。繰り返しがある場合は、指定された回数や条件に応じて何回も処理が実行される。
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 この実行の流れに変更を加えることで、プログラムで複雑な処理を行えるようになる。そうした変更には「条件分岐」と「繰り返し」の2種類がある。

 条件分岐では、プログラムにまずその条件を記し、「条件が成り立つ場合に実行する処理」と「条件が成り立たない場合に実行する処理」を記述する。これにより、条件によって実行する処理を変えられる。

 一方、繰り返しでは、ある処理を繰り返し実行する。どれくらい繰り返すかを「繰り返す回数」や「繰り返す条件」としてプログラムに記述する。「5回繰り返す」「ある条件が成り立つ間は繰り返す」といった具合だ。

コロンの付け忘れに注意

 条件分岐と繰り返しをPythonでどのように表現するのかを具体的に見ていこう。

 Pythonでは、条件分岐には「if文」を使う。他の言語でも条件分岐にif文を使うことが多い。ただ、同じif文といっても言語ごとに書き方は少しずつ異なる。

 Pythonのif文では、まず「if」と書き、次に条件を書く(図3-2)。「age < 20」と書けば、「ageという変数が20よりも小さいならば」という条件になる。条件の後には必ず「:(コロン)」を付ける。これを付け忘れると正しく動かない。その下のブロックに「条件が成り立つ場合の処理」を記述する。

図3-2●条件分岐のためのif文の書き方
「if」の後に条件を書く。この条件が成り立つ場合はifの次のブロックが実行され、成り立たない場合はelseの次のブロックが実行される。条件とelseの後には必ずコロンを付ける。
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 一方、「条件が成り立たない場合の処理」は「else:」の下のブロックに記述する。elseの後にも忘れずコロンを付ける。

 実際の挙動をColabで確かめてみよう(図3-3)。ageという変数の値を変えると、それに応じて実行される処理が変わるのが分かる。

図3-3●if文の挙動をColabで確認
ageが19の場合は条件が成り立つので「未成年です」が表示される。一方、ageが20の場合は条件が成り立たないので「成人です」が表示される。
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