インターネットが発展するのに合わせて、セキュリティーの脅威は拡大し続けている。世界中のパソコンやサーバーがインターネットにつながるようになると、それらを狙ったウイルスや多種多様な攻撃が次々と登場している。

 最近、急激に増えているのがIoT機器を狙った攻撃だ。あらゆる機器がネットに接続される時代が到来し、パソコンやサーバーだけでなく、IoT機器のセキュリティーにも日ごろから気を付けなければならない時代がやってきた。

あらゆるものがIoT機器に

 一口にIoT機器といっても、その種類は多い。どのようなものがあるか確認してみよう(図1-1)。

図1-1●IoT機器の例
一口にIoT機器といっても、大型の建設機械や自動車から超小型のセンサーまで、幅広い種類がある。
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 大型のIoT機器として代表的なものは産業用機器だ。例えば、建設現場で使うブルドーザーや農地で使うトラクター、工場などの製造ロボットが該当する。ネットに接続することで遠隔地からリモート操作できるものもある。

 住宅向けでは、家庭用ルーターやAIスピーカーに加え、照明やテレビ、エアコンなど、ほとんどの家電が通信機能を備えつつある。スマートフォンから操作したり、逆に部屋の温度などをスマートフォンに伝えたりできる。

 社会インフラ向けのIoT機器も導入が進んでいる。監視カメラは街角の至る所で見るようになった。気温、道路の振動、地盤のずれ、水田や川の水位などを検知する各種センサーも、自治体を中心に幅広く使われている。

 その他、ネットワークに接続する機能を自動車に持たせたコネクテッドカー、活動量や心拍などをリアルタイムで計測するウエアラブル装置、子供に持たせてトラブル時に位置情報などを連絡する見守り端末の普及も進んでいる。

 このように、今やありとあらゆるものがIoT機器になりつつある。今後、5G(第5世代移動通信システム)が普及してくれば、ますます多様なIoT機器が登場し、使われるようになると予測される。

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