サイトブロッキングを実現する方法を具体的に見ていこう。

 違法なWebサイトへのアクセスをブロックする方法は大きく2つに分けられる。1つはユーザーがWebサイトにアクセスするための情報を得るのを妨げる「間接的なブロック」、もう1つはWebサイトへのアクセス時に通信を止める「直接的なブロック」である(図2-1)。

図2-1●間接的なブロックと直接的なブロック
サイトブロッキングを実施できる箇所は主に4つある。このうち、(1)検索エンジンからの除外と(2)DNSブロッキングはWebサイトに関する情報の取得を制限する。これに対し、(3)IPブロッキングと(4)URLブロッキングはWebサイトに対する通信を直接遮断する。
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 間接的にブロックを実施する箇所(ブロックポイント)は2つある。1つ目は「検索エンジンからの除外」(ブロックポイント1)だ。例えば、著作権を侵害している海賊版サイトへのアクセスを止める場合、著作権者が検索サービス事業者に海賊版サイトを検索結果に表示しないよう依頼する。

 2つ目は、DNSで違法なWebサイトの名前解決をしないようにする「DNSブロッキング」(ブロックポイント2)である。

 一方、直接的なブロックにもブロックポイントは2つある。1つは、ユーザーの通信先のIPアドレスを見て、通信が禁止されているIPアドレスであればブロックする「IPブロッキングp」(ブロックポイント3)。もう1つは通信先のURLを見て、通信が禁止されているURLであればブロックする「URLブロッキング」(ブロックポイント4)である。

 DNSブロッキングやIPブロッキング、URLブロッキングはISPが実施する。

 名前解決を行うときは通常、そのユーザーが契約しているISPのキャッシュDNSサーバーを利用する。DNSブロッキングでは、ISPのキャッシュDNSサーバーが違法なWebサイトに対応するIPアドレスを返さないようにする。

 IPブロッキングやURLブロッキングでは、ISPが通信先のIPアドレスやURLをチェックし、違法なWebサイトへのアクセスだと判断した場合に通信をブロックする。

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