とある企業の情報システム部門。そこで元気一杯に働いているのが、ちょっと頼りない若手社員、通称「ネコSE」だ。セキュリティに関する豊富な知識を持つ「センパイ」に日々、鍛えられている。今回は、近所で空き巣があったことをきっかけに、情報セキュリティ対策の種類やシステムへの侵入を防ぐ方法を考えてみたぞ。

ネコSE:センパイ、センパイ。向かいのマンションで空き巣があったそうですね。

センパイ:うん、セキュリティ会社の人が駆けつけたようだよ。

ネコSE:え!じゃあ不正アクセスだったんですか?

センパイ:うーん、不正アクセスというか。

ネコSE:ウイルス感染とか?

センパイ:いや、ウイルスは関係なさそうだね。

ネコSE:サーバーがハッキングされたとかですか?

センパイ:どうやら猫瀬君がイメージしているのは「サイバーセキュリティ」や「情報セキュリティ」のようだね。

ネコSE:わざわざセキュリティ会社の人が駆けつけたっていうことは、サイバーセキュリティじゃないんですか?

センパイ:いや、駆けつけたのは、警備会社とかホームセキュリティ会社の人だね。サイバーセキュリティとは直接は関係ない。

ネコSE:あ、玄関によくシールが貼ってあるやつですか。

センパイ:私の友人が情報セキュリティの会社に就職したんだけど、就職先がセキュリティ会社だと親に言ったら、お前の体力で大丈夫か、お前の運動神経で通用するのかと心配されたそうだよ。

ネコSE:警備会社だと思われちゃったんですね。

センパイ:一方、サイバーセキュリティは、ネットワークを介したサイバー攻撃から大事な情報資産を守るものだね。情報セキュリティもサイバーセキュリティとだいたい同じだと考えていい。一般には、攻撃者がいることを想定した場合にサイバーセキュリティと表現することが多いね。例えば「書類をなくさないようにしましょう」とか「メールを誤送信しないようにしましょう」っていうのは、サイバーセキュリティというよりは情報セキュリティと呼ぶほうがしっくりくる。

ネコSE:なるほど。空き巣への対処はセキュリティだけどサイバーセキュリティや情報セキュリティじゃないと。

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