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ネット君 博士、ノートパソコンで何してるんですか?

インター博士 うむ、サーバーの設定を見直しているのだよ。

ネット君 へぇ、そのパソコンがサーバーですか?

インター博士 いやいや、リモート接続しているのだよ。

 リモート接続を解説する前に、まずは昔話をしよう。かつてコンピュータといえば、一つの部屋を占領するほど大型だった。そのような大型のコンピュータは、ホストコンピュータや汎用機、メインフレームなどと呼ばれる。

 ユーザーは大型コンピュータを直接操作するのではなく、それにつながったモニターやキーボードなどの入力機器を使って操作する。このモニターと入力機器のセットは、端末(ターミナル)と呼ばれる。大型コンピュータには複数の端末を接続し、それぞれのユーザーは端末を操作する(図1)。この端末はローカルあるいはローカルホスト、大型コンピュータはリモートあるいはリモートホストと呼ばれる。基本的に、端末自体には処理能力をほとんど持たせない。入出力以外の主な処理は大型コンピュータで実施する。「端末でデータとコマンドを入力し、コンピュータで処理させて、結果を端末で受け取る」という流れになる(図2)。

図1 端末を使って大型コンピュータに接続
大型コンピュータ(汎用機など)の時代は、一つの大型コンピュータにモニターや入力機器(キーボードなど)をセットにした端末が複数接続していた。
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図2 端末は入出力だけを担当、処理は大型コンピュータに任せる
端末がローカル(ローカルホスト)、処理をするコンピュータがリモート(リモートホスト)になる。端末にはデータの通信や入出力の機能だけを持たせる。演算などの処理はコンピュータが実施する。
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 このように大型コンピュータの時代は、コンピュータと端末は専用のケーブルで直接接続していた。だが現在では、ネットワーク経由で接続するのが一般的になっている。このような接続形態をリモート接続と呼ぶ。リモート接続により、物理的に離れた場所にあるコンピュータを利用できるようになる(図3)。

図3 ネットワーク経由で操作するのがリモート接続
大型コンピュータの時代は、処理をするコンピュータと端末が専用ケーブルで直接接続されていた。リモート接続では、ネットワーク経由でサーバーとクライアントが接続する。
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 ネットワーク経由でリモート接続する方法(プロトコル)は複数ある。そのうち、インターネットのようなTCP/IPネットワークで実現するのがTELNETである。TELNETはクライアントサーバー型のプロトコル。データを処理するコンピュータがTELNETサーバー、処理を依頼するコンピュータがTELNETクライアントになる。

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