従来型の電話機からIP電話機への切り替えに伴い、PoE対応スイッチを導入した。ところが、いくつかのIP電話機がネットワークに接続できない。直接の原因はVLAN関連のポート設定を間違えたこと。そのミスを誘発したのは、ある便利な機能だった。

 今回のトラブルに遭遇したのは、ソフトウエア開発やネットワークの構築・保守などを手掛けるモアシステムで代表取締役を務める小越 朋樹さんだ。

モアシステムのサーバー室の様子
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 IP-PBX(Private Branch eXchange)を自社で運用し、顧客向けにコールセンターのサービスも提供する。トラブルはコールセンターのサービスを利用する顧客のネットワークで発生した。

 コールセンターのサービスは、オープンソースのIP-PBXソフトウエアであるAsteriskのサーバーを運用し、配下に顧客のIP電話機をつなぐ。現在、4社の顧客があり、そのうちの3社がインターネットVPNで接続する形態を取る。残りの1社(以降、A社)は、モアシステムと同じビルに入居しており、LANで直接接続する形を取っている。今回のトラブルはこのA社で起こった。

トラブルの舞台となったモアシステムおよびコールセンターのネットワーク構成
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 ビルは7階建てで、A社のコールセンターは2~5階にある。もともとは従来型の固定電話機を使っていたが、ISDN(Integrated Services Digital Network)の終了を見据え、徐々にIP電話機に切り替えてきた。2階と3階は数年前に切り替えを完了し、2017年9月に4階での切り替え作業に取りかかった。

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