tracertコマンドを使うと、通信相手との間の通信経路を調査できる。途中のネットワークのどこで不具合が発生しているかを大まかに推測可能だ。

 tracertは、通信相手までの経路を調査するネットワークコマンドだ。相手と通信できないときに、pingでデフォルトゲートウエイまでの疎通確認ができたら、tracertを使って障害が発生している箇所を探し出す。覚えておきたい、よく使うオプションは以下の通りだ。

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ICMPのエラーメッセージを利用する

 tracertは、ICMPを利用して経路上にあるルーターを一覧表示する。最初にTTL(Time To Live)の値を1に設定したICMPエコー要求パケットを送り、TTLが0になったときにルーターが送信元に送る「転送中にTTLが期限切れになりました」というエラーメッセージが届くのを待つ。戻ってきたら、次にTTLの値を2に設定したICMPエコー要求パケットを送り、応答を待つ。TTLの値を順に増やしながら、通信相手が応答を返すまでこれを繰り返す。こうして、経路上のルーターの状態を調べる。

tracertではTTLを1から順に増やしながらICMPを送信することで、目的のサーバーまでの間にあるルーターなどの情報を調べる
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