Windowsには企業の管理者にとって役立つコマンドが数多く搭載されている。その中から特に重要なコマンドを5つ取り上げ、その機能や具体的な使い方を解説する。

 企業の管理者に重宝されているのが、Windowsの標準コマンドだ。ネットワークの状況を調べたり、機器の状態を確認したりできる。

 同様の機能を提供する別のツールもあるが、Windowsコマンドが管理者に好まれる最大の理由は、Windowsに標準で備わっているのですぐに使えるからだ。トラブルが発生したとき、インストールする必要がないWindowsコマンドならいち早く調査を開始できる。時間との勝負になるトラブル対応では、Windowsコマンドは必須なのだ。

 ただ、Windowsのバージョンによって実行環境や使えるコマンドの種類も変わる。現在多くのユーザーが使っているWindows 7は、2020年1月にサポート期間が終了するため、最新のWindows 10に移行する必要がある。Windows 10には、Windows 7/8.1にない独特の”クセ”があるので要注意だ。

 この記事では、Windowsコマンドの基本的な使い方とWindowsコマンドを軽快に実行する方法を解説しよう。

日常の運用管理を支援するコマンド

 まずは、Windowsコマンドの利用シーンを説明しよう。典型的な使い方は、大きく2種類ある。

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コマンドはトラブルの原因究明や日常的な動作監視などに便利に使える
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 1つは、ネットワークトラブルの原因究明だ。ネットワークを使っているとトラブルは付きものだ。先ほどまでは問題なく通信できていたのに、突然通信できなくなることはよくある。

 そのような場合、トラブルが発生した原因をいち早く見つけるために、Windowsコマンドが活躍する。

 原因となっているのが通信相手かネットワークか、ネットワークだとすればどの辺りが怪しいか、といったことを調べられる。Windowsコマンドである程度のめどを立ててから、疑わしい箇所を詳細に調査すれば効率的にトラブルに対処できる。

 もう1つは、日常的な動作監視だ。Windowsコマンドを使えば、ネットワーク機器の状態を確認できるので、運用管理の効率化につながる。

 例えば、重要なネットワーク機器に対して、毎日決まった時間に状態を確認するWindowsコマンドを実行する。そうすれば、障害が発生した際に見逃すことなく把握できる。また、いつもと異なる結果が表示されれば調査するきっかけとなり、障害を未然に防げる可能性がある。

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