ライブ中継の現場ではどのような作業が行われているのだろうか。作業の詳細と工夫を取り上げる。

設営のワークフロー

 設営準備はライブ中継の数日前から始まる。当日故障が判明するリスクをできるだけ減らすため、現地スタッフが機器に通電し、動作チェックを実施する。

 ライブ中継当日は、まずスタジアムへ入館し、伝送車を所定の場所へ配置する。基本的に伝送車は制作会社の車両(中継車)付近に配置する(写真3-1)。

写真3-1●ライブ中継を支える車両
NTTコミュニケーションズの伝送車の周囲にあるのは、制作会社の中継車など。伝送車は中継車から映像信号を受け取る。伝送車からは光ファイバーケーブルでスタジアムの回線終端装置につなぎ、映像ネットへ映像などを伝送する。
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 続いてケーブルを敷設する(図3-1)。可搬タイプの光ファイバーケーブルを使って、伝送車とスタジアムにある端子盤をつなぐ。これによりライブ中継に必要な映像ネットの機器がすべて接続される。その後オーダー情報を基にオンラインで機器の設定が実施され、制作会社からの映像信号を待ち受ける状態となる。

図3-1●中継当日の開通作業のワークフロー
図1-2の「開通作業」の詳細。当日に機器の故障などが判明するような事態を避けるため、中継日の約3日前に機器に通電して動作チェックを行っている。
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 ZTPにより機器設定を終えると、pingによる疎通確認を実施する。映像の開通確認などを経て設営が完了する。

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