既存の取り引き先以外にも外部とのパイプを強化したり、マッチング支援の施設や団体を利用したりと、オープンイノベーション(OI)に対しての取り組みが徐々に進んでいる。しかしOIを推進できる人材や意思決定のスピードなどで課題は多い。さらにパートナーに求めたい内容と、自社が担いたい内容が多くの企業で似通っている結果、需要と供給がバランスしないミスマッチが生じている感がある。

Q1 オープンイノベーションの機会獲得や拡大に関する取り組みをどう進めているか

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「自社構成員と外部の人的つながりを基にした関係強化」「取引実績のある相手との関係強化」と、外部のパイプ作りは主として“ご縁”に基づく。ただし「マッチングを支援する施設、団体の利用」の回答が約3割にのぼり、これまでになかった関係を積極的に築こうとする活動も増えている。この「マッチングを支援する施設、団体の利用」は、回答者の勤務先の規模が大きくても小さくても、ほぼ同じ回答率だった。「自社技術や製品を展示し、外部の人と打ち合わせできるスペースの設置」などは、大企業に多い取り組みのようだ。

Q2 オープンイノベーションで製品を開発・実用化する際、どの段階に障害があるか

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回答者の所属先の規模が1000人以上か未満かで分けて集計した(両者の合計が全体の回答数に一致しないのは、所属先規模の設問に答えていない回答者があるため)。「技術開発」と「企画」の2つが1000人以上(ここでは大企業とする)で約4割、1000人未満の企業(ここでは中堅中小企業とする)でも3割超と、他の選択肢よりも回答が多い。下流工程より上流工程での適用が課題のようだ。多くの選択肢で大企業の回答者が多く回答しているが、「販売」は中堅中小企業の方が多かった。

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