また一人、来園客がロボットのいるたこ焼き屋を興味深そうな顔で覗きこんだ─。2018年7月20日、ハウステンボス内のさまざまな店舗が並ぶ一角に、ロボットがたこ焼きを焼く変わった店「OctoChef」がオープンした(図1)。ここでは、デンマークに本社をおくユニバーサルロボットの協働ロボット「UR5」が働いている。

図1 たこ焼きをひっくり返すUR5
UR5がピックを使って、たこ焼きをひっくり返している。写っていないが、鉄板の上方に画像認識用のカメラが設置してある。
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 もともとハウステンボス(本社長崎県佐世保市)は、ロボットが接客する「変なホテル」や「変なレストラン」を展開するなど、ロボット活用に力を入れている。OctoChefもその一環。通常、たこ焼き店には2~3人の人手が必要とされるが、OctoChefで働く従業員は1人だけ*1。省人化ニーズの高まりを受け、協働ロボットが、工場にとどまらず、たこ焼き屋のようなサービス業まで活躍の場を広げているのだ。

*1 OctoChefの店舗には、ソフトクリームを販売する協働ロボットも設置している。運用している協働ロボットは、中国Shenzhen Yuejiang Technologyの「Dobot Magician」。通常、たこ焼きとソフトクリームの調理・接客のためには、3〜5人ほどの人手が必要だが、協働ロボット2台の導入によって、従業員1人で運営できている。いずれもコネクテッドロボティクスが開発した。

 UR5を使った自動たこ焼きシステムを開発したのは、飲食業向けにロボットシステムの開発・導入を手掛けるコネクテッドロボティクス(本社東京)。UR5の他、産業用PC(IPC)とタブレット端末、カメラなどで構成されている。今回の自動たこ焼きシステムの導入に当たり同社は、協働ロボット用の操作のユーザーインターフェース(UI)を新たに開発した。「一般の人が簡単に操作できるUIを目指した」(同社取締役COOの佐藤泰樹氏)という。

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