両替機や釣り銭機といった通貨処理機の開発・製造を手掛けるグローリーは、協働ロボット利用の先進企業の1つだ(図1)。2010年から生産現場にカワダロボティクスの協働ロボット「NEXTAGE」の導入を始め、組み立てや検査、配膳といった工程で巧みに使いこなしている。例えば、釣り銭機の組立工程の自動化率は、約30%に達するという。

図1 通貨処理機の一部
グローリーが製造する通貨処理機の構成モジュールの1つ「紙幣ユニット」。「硬貨ユニット」と「紙幣ユニット」があり、それぞれの生産に協働ロボットを活用している。
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 現在、グローリーの埼玉工場では23台のNEXTAGEが稼働している。うち19台が通貨処理機の「硬貨ユニット」の、4台が同「紙幣ユニット」の組立工程で働いている。2012年の本格稼働後、同社はNEXTAGEをフル活用するため、これまでさまざまな工夫を凝らしてきたという。

 例えばワークを把持するエンドエフェクター部(ロボットハンド)。生産ラインで多様なワークに対応させるため、「ロボットハンドを約150種も独自開発した」(グローリーロボットSI事業推進P/T企画営業部長の飛田昭夫氏)。

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