人手不足解消のため、日本の製造業で外国人に働いてほしい。ただしコミュニケーションの取りづらさが課題だ─。「製造業における外国人の労働」に関するアンケート調査の結果からは、外国人の就労に肯定的で期待も大きいという結果が出た。ただし、文化や言語の違いからコミュニケーションを取りづらいという課題を指摘する声も多い。また、ロボットやAIを活用した自動化や、非正規社員などの活用を優先すべきという意見も少なくなかった。

Q1 あなたは外国人の就労について
どのように感じていますか

「もっと多くの外国人に就労してほしい」「現在と同程度の外国人に就労していてほしい」を合わせると59.3%。6割が外国人の就労に肯定的だった。「外国人の就労を減らしてほしい」「外国人には就労してほしくない」という否定的な回答は13.6%。また「分からない」が1割強を占め、外国人の就労の問題が見えにくかったり、分かりづらかったりする状況がうかがわれる。

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Q2 日本の製造業で外国人が働けるようにする
さらなる規制緩和が必要だと思いますか

外国人が働けるようにする規制緩和を「必要だと思う」という回答が51.0%と過半を占めた。外国人の就労増に対する期待の大きさがうかがわれる。これに対して「必要だと思わない」は21.3%。「どちらでもない」「分からない」を合わせると9.7%で、1割弱は外国人の就労に対する姿勢が定まらないようだ。

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Q3 日本の製造業で外国人が働けるようにする
規制緩和のメリットとして何が考えられますか

8割弱が、外国人の就労に対する規制緩和によって「人手不足を解消できる」と回答。「人件費を削減できる」(26.5%)を大きく上回り、「コスト削減より労働力確保」に対する期待が大きい状況を示す。「職場を活性化できる」(34.8%)という回答も多く、若年層を確保できずに停滞する現場の様子を推測させる。「その他」の意見として、「仕事の進め方が標準化され、職能に対しての報酬・給与体系が改善される」「異文化の人にも分かるように、仕事の暗黙知の部分が減る」など、業務の標準化や報酬向上を期待する声もみられた。

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Q4 あなたが同じ職場で外国人と働いていて
感じる課題は何ですか

「外国人労働者と日本語によるコミュニケーションを取りづらい」「外国人労働者との英語によるコミュニケーションを取りづらい」を合わせると67.0%。約7割が「コミュニケーション」を課題と感じている。一方で、「特に課題を感じない」(31.3%)とする回答が3割強を占め、「外国人の就労=課題・問題あり」とする考え方が偏向している可能性も示唆する。「その他」では、「宗教が業務より優先され、安全対策も含めたルールなどを守らず、人の意見を全く聞かない」「考え方が根本的に異なる」など、価値観の違いを課題として指摘する声が多数みられた。

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