2019年1月の「第3回 スマート工場Expo」では、生産現場の状況をなるべく手軽に見える化するためのシステム提案が目立った*1

*1 東京ビッグサイトで2019年1月16~18日に開催された。

 パナソニックのオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、人体の至近距離のみでデータ伝送できる人体通信を応用し、セル生産の作業者の作業内容を記録する「作業動態把握」システムを参考出展した(図1)。所定の部品入れから部品をいつ取ったか、その何秒後に工具を手に取ったか、などを小規模な装置で記録できる。既存の生産ラインにシステムを後付けできる。

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図1 パナソニックの「作業動態把握」システム
作業者に手首に付く白い機器がリーダー。通信タグは、電動ドライバーの番号札の裏や、部品入れの手前や奥に付いている(a)。作業が時系列で記録できる(b)。

 展示では部品入れ2個から部品を取り、電動ドライバーを使って組み立てるという、3工程の作業を想定して作業ログの取得を実演した。作業者は腕時計型の人体通信用装置(リーダー)を装着。部品入れと電動ドライバーに付けた通信タグに作業者の手が接近するのを検知する。これにより各工程の所要時間や作業の進ちょくなどを把握する。複数人が作業する場合でも、作業者にIDを付与して個人別の作業ログを残せる*2

*2 製品化や実用化は未定で、来場者などの反応や意見を聞いた上でさらに開発を進めるという。

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