カシオ計算機は、国内生産拠点の山形カシオ(本社山形県東根市)で2018年5月に稼働させた腕時計専用の新工場をこのほど公開した(図1)。歯車、ローター、文字盤などの部品の製造と、腕時計のエンジン部に当たるアナログムーブメントおよび、高級腕時計の完成品の組み立てまでを一貫して手掛けるのが特徴。

図1 山形カシオの時計専用新工場
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 山形カシオはもともと部品から完成品までを造るという時計工場としては珍しい取り組みを進めており、新工場ではさらに部品とムーブメントを同じ建屋で一貫生産する体制にして効率化を図る。従来は部品を別の建屋で製造していた。加えて品質向上のため、ムーブメントと完成品組み立てのためのクリーンルームを建屋中央に配置してごみやちりの排除を徹底した。

 ムーブメントについてはカシオ計算機グループの中で唯一の生産拠点であり、山形カシオ自身の完成品組み立てラインだけでなく、中国やタイの工場にも供給する。地震の際に事業継続性を高めるため、生産ラインを同社として初めて免震床に設置した。

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