電動車をケーブル経由で充電する方法は、ガソリン車への給油と利用イメージが近く、クルマメーカーが採用しやすかったと考えられる。しかし、その延長線上にあるのは、バラ色の未来ではない。航続距離をガソリン車へ近づけようとすればするほど、運搬する対象が「人」ではなく「電池」になる矛盾が深まり、抜けられない袋小路へと入っていく。

 現在、ほとんどの電気自動車(EV)では、AC電源または充電スタンドからケーブルを伸ばし、そのコネクターをEVのソケットに差し込んで充電する「ケーブル充電」が採用されている。この作業は現行のガソリン車の給油作業と非常に似ており、EV導入へのハードルを下げる効果があった。

 しかし、このケーブル充電技術の今後の変化の方向性を知れば知るほど、少し先の将来、例えば10年後においては、ケーブル充電がEV普及の大きな阻害要因になることが見えてくる。

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