「株を売ったら後悔するぞ」発言のインパクト

 モーター特集の取材のため日本電産の決算発表会に参加しました。対前年比で減収減益の内容より印象的だったのは会長の永守重信氏の強気の発言です。「(日本電産の)株を売るなよ。売ったら後悔するぞ」と。会見後の株価上昇は、EVを駆動するイーアクスルの受注増に加え、同氏の熱意の分もあるでしょう。大きな投資を伴う開発姿勢を多くの投資家に認めさせたことで、EVやモーターの変化は加速しそうです。(三宅)

最強の太陽電池が降臨へ

 超高効率太陽電池の低コスト化の解説で思い出したのが11年前に取材した秋田県でのソーラーカーレース。GaAs系太陽電池を利用したソーラーカーが1台だけ出場していましたが、関係者は「家を買うより高いかも」と言っていました。結果は圧倒的な1位。ただし、その高い発電性能も、猛烈に高いコストの壁のために活躍の場が限られていました。今、ようやくコスト低減と普及への可能性が見えてきたことに隔世の感があります。(野澤)

違和感がなければよい、それは認められる?

 解説のテーマは、前号に続いて次世代映像符号化方式ですが、今回は技術面を取り上げました。今以上の性能を得るには、評価基準を変える必要があるという指摘には驚きました。違和感がなければ復号後に映像が変化しても構わないという考え方ですが、どの程度受け入れられるのか疑問もあります。深層学習の活用も期待されています。今後AI時代に最適化した新方式が生まれてくるのでしょうか。(東=日経 xTECH)

出典:日経エレクトロニクス、2019年12月号 p.106
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