「手元」から「目元」へ
 久しぶりにVR関係の特集を執筆しました(Breakthrough「みんなの目元にVR」)。前回の特集を私が執筆したのは2016年の「VR元年」ではなく、少し早めの2014年9月。タイトルは「みんなの手元にVR」。そうです、今回の特集タイトルはこの「オマージュ」として付けました。そして、表紙の写真も。前回の特集では、たまたま観光に来ていたアジア出身の女性をモデルに撮影しました。今回は、私や共同執筆者の東記者が「モデル」になりました。え、体形が似ている?よく言われます。(根津)

なりたい「自分」はなんですか
 特集(Breakthrough「みんなの目元にVR」)で取り上げた米オキュラスVR(Oculus VR)の「Oculus Go」。周囲に魅力を伝えるために毎日持ち歩いています。体験してもらった人からは、予防線を張る必要がないほど良い反応があって“布教”に手応えを感じます。VRは桃源郷を実現させるための手段で、それは仕事でも趣味でも同じです。その中で子供から大人まで、多種多様な夢をかなえる手段の1つがバーチャルアバターです。なりたかった自分になれる時が来ました。私は、これまで自宅に買いそろえてきた8台のHMDをかぶるのに、ヤマタノオロチのように頭が8つ欲しいです。(東)

米ベンチャーが大きな脅威に
 電池の第2特集(Breakthrough「全固体電池、日米技術対決」)で触れた米SolidEnergy Systems CEOのQichao Hu氏は自らのブログで「米国の電池の学会では、実際に使うには薄すぎる正極層など、現実のセルとは違う条件下で得たチャンピオンデータのセルをEV向けにすぐに実用化できると発表する例が多い。そんな研究者が職を得たり、電池ベンチャーを起こして多額の出資を得ていくが、案の定実用化に失敗して消えていく」と指摘しています。対して「我々のデータは、現実的なセルでの値。これまでの悪習を変えたい」(同氏)。これまでとの米ベンチャーとは一味違いそうです。(野澤)

出典:日経エレクトロニクス、2018年8月号 p.98
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。