2012年に創設された米FoldiMate(フォールディメイト)は、シリコンバレーとイスラエルを拠点にして、洗濯物畳みロボットを開発してきた。2019年の「CES」では、確実に機能する実機が注目を集めた(図1)。創設者兼CEOのGal Rozov(ガル・ロゾフ)氏に聞いた(図2)。

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図1 FoldiMateの洗濯物畳みロボット
人間が上部の入り口に衣類をセットすると、下から折り畳まれて出てくる。上部にある左右のクリップはシャツ用、中央のクリップはタオルとズボン用。(写真:FoldiMate)

FoldiMateのテクノロジーを説明してほしい。

Rozov氏:26件の特許と共に企業秘密もあり、全てを明かすことはできない。ただ言えるのは、マシンの上から差し入れた服のサイズに応じて、あらかじめ決められた長方形に服が折り畳まれて出てくることだ。最後にはきっちりとした長方形になるよう、センサー情報を基に、アルゴリズムとメカニズムが正しい手順をはじき出し、マシンの下部に行くにつれて家庭で扱いやすい大きさにまで畳まれていく。

図2 Gal Rozov(ガル・ロゾフ)氏
FoldiMateを2012年に創設。その間、イスラエルIsrael Aerospace Industries(IAI)で製品マネージャーも務めた。それ以前はイスラエルMatrix、イスラエルNess Technologiesなど様々な企業でソフトウエア開発、製品開発に関わる。イスラエルAmal B Collegeでソフトウエア工学を専攻、イスラエルHa’Universita Ha’Petuhaでビジネス管理の学士号を取得。(写真:FoldiMate)

大人用と子供用など、かなりサイズの違ったものにも対処できるのか。

Rozov氏:そうだ。人間が手で折った場合でも大人用の長袖シャツと子供用のTシャツは違った大きさに畳まれる。それと同じだ。FoldiMateの研究者らは、洗濯物を畳むという複雑なロボット的チャレンジに対して、非常に現実的な解決策を見出し、マシンの大きさ、作業の簡便さ、速さにおいて一般家庭にふさわしいものに仕上げている。しかも、洗濯物を畳むのが楽しい作業になった。

現在はどんな段階にあるのか。今年のCESでは、ちゃんと洗濯物を畳む様子をデモしていて注目された。

Rozov氏:現在のプロトタイプは、かなり完成形に近い。CESの後、ロサンゼルスでファンを集めてさらにデモをし、コインランドリーに設置して数米ドルで折り畳みサービスを提供した。今は28の家庭に実際に使ってもらい、満足する働きをするかを試してもらっている。有効なフィードバックを得ている。

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