ICT(情報通信技術)関連の展示会「COMPUTEX TAIPEI 2019」(2019年5月28日~6月1日、台湾・台北市)は今年も盛況だった。具体的には5日間の会期中、過去最高(昨年比0.5%増)の4万2495人が171カ国・地域から参加した。サーバーの出展が非常に多かったほか、完全無線イヤホンや常時接続ノートパソコン(PC)に向けたチップで野心的な発表があった。注目すべき展示を紹介する。(本誌)

 過去15回近く参加した中で指折りの大きな変化を感じた。それが「COMPUTEX TAIPEI 2019」だった(図1)。まず基調講演者が米国に幼くして移民したとはいえ台湾人だった。米AMDのPresident and CEOで台南市出身のLisa Su(リサ・スー)氏である。AMDはサーバーやデスクトップパソコンに向けた商品刷新に2018年に成功。米Intelを押し返している。7nm世代から米GLOBALFOUNDRIESではなく、台湾TSMC(台積電)に製造を委託する予定だ。

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図1 過去最高規模の「COMPUTEX TAIPEI 2019」
写真左の南港1号館に加えて新設の南港2号館を初めて使用した。出展社は昨年を約10%上回る1685社だった。(撮影:大槻 智洋)

 さらに民生機器が必ずしも主役ではなくなった。圧倒的に目立ったのはサーバーやIPC(産業用パソコン)であり、民生機器で一時代を築いた台湾BenQ(明基)や台湾ECS(精英)はそれを全く出さなかった。台湾ASRock(華擎)のようなゲーム用PCブランドもサーバーを出展した。

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