「NE主催 パワー・エレクトロニクス・アワード 2018」の贈賞式を、2018年12月12日に開催のイベント「パワー・エレクトロニクス・サミット 2018 〜次世代モビリティーとエネルギー、革新の源がここに」で実施した。「モビリティー」と「エネルギー」という2つのキーワードの下、パワーエレクトロニクス技術の注目度が確実に高まっている。贈賞式と受賞記念講演、サミットにおける各講演をレポートする。

 日本の大学の理工系研究室とベンチャー企業を対象に、パワーエレクトロニクス(パワエレ)分野の優れた研究を日経エレクトロニクス(NE)が応援する「NE主催 パワー・エレクトロニクス・アワード 2018」。その開催を記念するイベント「パワー・エレクトロニクス・サミット 2018」が開催、多くの聴講者がパワエレ技術に関する最新の発表を聞いた(図1)。

図1 「パワー・エレクトロニクス・サミット 2018」の会場と交流会
パワーエレクトロニクス分野の研究に携わる研究者が聴講した。大学生や若手技術者などが多数参加し、交流会で産業界の動向などについて幅広く情報交換していた。(写真:皆木 優子)
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 最近になって、パワエレ技術に対する関心度は飛躍的に高まっている。パワエレ技術を核(コア)とする新しい用途が相次いで登場しているからだ。用途はさまざまあるが、特に注目度が高いのは「モビリティー」と「エネルギー」の2つの分野だろう。

 モビリティーにおける話題の中心は、乗り物の電動化である。かつては鉄道が電動化され、最近では自動車の電動化が本格化している。今後は、船舶や飛行機などでも電動化が急ピッチで進むだろう。

 エネルギーでは、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーが急速に普及している。こうした発電で得られた電力を送配電系統に送り込むには、電力変換が不可欠である。この変換時に大きな損失が発生すれば、貴重なエネルギーが無駄になる。そこで回路構成や使用するパワー素子を工夫することで、変換効率を高める技術開発が進んでいる。

 今後もモビリティーとエネルギーという2つの分野では、新市場開拓や性能向上を実現するために新たな技術革新が求められる。つまり、パワエレ技術の重要度は高まり続けることを意味する。

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