NHKが実現を目指すフレキシブル有機ELディスプレーのイメージ(図:NHK)

 NHKは2019年9月、フレキシブル有機ELディスプレーに向けた、有機材料ベースの電子供給層材料を日本触媒と開発したと論文などで発表した1)。加えて日本触媒はその材料、および東京大学大学院 工学系研究科 教授の染谷隆夫氏らの研究室が開発した3µm厚の極薄フィルムなどを用いて非常にフレキシブル性が高い有機ELシートを作製した(図14)。シートの厚みは70µmまたは3µmである。こうした極薄有機ELシートでこれまで課題だった、素子寿命の短さが大きく改善したという。くるくると巻ける紙のような有機ELディスプレーの実現に一歩近づいたといえる。

図1 3µm厚の極薄フィルム上に形成した緑色発光の有機ELシート
日本触媒が試作した。東京大学 染谷・横田研究室提供の極薄フィルム基板を用いている。(写真:日経 xTECH)
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図2 70µm厚のピンク色に発光する有機ELシート
日本触媒が試作した。(写真:日経 xTECH)
図3 70µm厚の白色発光有機ELシート
日本触媒が試作した。(写真:日経 xTECH)
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図4 70µm厚の緑色発光有機ELシート
日本触媒が試作した。(写真:日本触媒)
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