体内埋め込み医療機器に向けた全固体電池。寸法は10.75mm×3.75mm×0.6mm
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 全固体電池技術のベンチャー企業である英Ilika Technologiesは、体内に埋め込む医療機器に向けたLi(リチウム)イオン2次電池を開発した(図1、右の写真)。同社の全固体電池技術を使う。ワイヤレス給電で体外から充電でき、最大10年間の寿命が期待できる。既に医療機器開発の米Endotronixが、健常者の肺動脈の血圧などを体内でモニタリングして不調を事前に検知する予防医療機器の開発に利用している。

図1 開発した全固体電池の応用例
体内埋め込みや装着が可能な全固体電池の応用例。(a)アルツハイマー患者の治療用の神経刺激装置。(b)個々の歯に最適な圧力をかけられる「スマート歯列矯正装置」。(c)(d)涙の成分や眼圧をモニタリングできる「スマートコンタクトレンズ」と、そのワイヤレス充電が可能な保管ケース。今回の全固体電池を満充電容量の80%にする充電時間は10分間未満。重量は60mg。動作温度範囲は-20~+100℃。Ilikaは、電気自動車の動力向け電池に同社の全固体電池技術を適用する取り組みも始めた。一連の電池技術は自社では量産せず、電池メーカーにライセンスする。(図:同社)
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