基調講演に登壇したFacebook CEOのMark Zuckerberg氏(撮影:日経 xTECH)
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 米Facebook(フェイスブック)の開発者会議「F8」(2019年4月30日~5月1日、米国サンノゼ)では初日の基調講演に、同社CEOのMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏をはじめ、各事業部門のキーパーソンが登壇し、SNSの「Facebook」や対話アプリ「Messenger(メッセンジャー)」、写真共有アプリ「Instagram(インスタグラム)」などの各種サービスの新機能を紹介した。加えて、「Oculus」ブランドで展開するVR事業など、同社が扱うサービスや製品全般について、その方針などを発表した。

 基調講演の冒頭に登場した Zuckerberg氏は、「The future is private」という標語を掲げるなど、講演中は終始、ユーザーのプライバシーを重視する姿勢を打ち出していた。やり取りするデータの暗号化やセキュアなデータ保管などの指針を掲げて、一層プライバシーに配慮してサービスを展開していくと述べた。2018年9月に起きた大規模なユーザーアカウントの不正利用など、プライバシー保護の面でイメージが低下していただけに、個人情報重視をより鮮明にアピールすることにしたようだ。

 その一例として、Messengerでユーザーがやり取りするメッセージをエンド・ツー・エンドで暗号化する「Secret Conversations」を紹介した(図1)。Messengerについては、新バージョン「LightSpeed」を発表。アプリ容量を30Mバイト未満と小さくし、かつアプリを起動するまで約1.3秒と高速にした。「他の主要なメッセージアプリに比べて、2倍高速に動作し、容量は1/7ほどと小さい」(Zuckerberg氏)とアピールする。

図1 メッセージのやり取りをエンド・ツー・エンドで暗号化する「Secret Conversations」の画面例
Facebookのスライド。(撮影:日経 xTECH)

 B to B機能も強化していく。企業がユーザーとMessengerで対話しながら、潜在顧客を獲得できるテンプレートを搭載する。例えば、カーディーラーがメッセンジャーで顧客の来店アポイントメントを取れる。

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