Type-Cのプラグ(コネクターの挿し側)の開口部。USB4はType-Cの利用が前提になるもよう
[画像のクリックで拡大表示]

 USB Promoter Groupは、機器間インターフェース「USB」の次世代仕様「USB4」の仕様を策定中であることを明らかにした。2019年中ごろの仕様策定・公開を予定している。USB4の最大の特徴は、現行の「USB 3.2」に比べて、ケーブル1本当たりのデータ伝送速度を高めること。USB4では、ケーブル1本で最大40Gビット/秒の伝送を可能にする。USB 3.2では、20Gビット/秒だった。

 USBでは、最大データ伝送速度が5Gビット/秒のUSB 3.0の仕様が2008年に策定されてから、同10Gビット/秒の「USB 3.1」、同20Gビット/秒のUSB 3.2と、これまでは「USB 3.x世代」のまま高速化してきた。そのため、今回のUSB4は約10年ぶりの世代更新となる。

 高速化に当たり、米Intel(インテル)の機器間インターフェース規格「Thunderbolt」のプロトコルを活用する。Thunderboltは2011年に登場した規格で、最新仕様は2015年に策定された「Thunderbolt 3」である。Thunderbolt 3の最大伝送速度は、ケーブル1本当たり40Gビット/秒。USB Promoter Groupのプレスリリースには、「USB4のアーキテクチャーはThunderboltを基にする」とあるが、信号伝送としてはThunderbolt 3をそのまま用いるとみられる。実際、USB4は、USB 3.2、すなわちUSB 3.x世代と、USB 2.0、そしてThunderboltと互換性を備えている。

 インテルは、10nm世代のプロセスで製造される次世代プロセッサー「Ice Lake」(開発コード名)で、Thunderbolt 3のコントローラーを統合する。Ice Lakeを搭載したパソコンは、2019年のホリデーシーズンに登場する予定だ。早ければそのころ、「USB4対応」、あるいは「対応レディー」をうたうパソコンが登場しそうだ。

この先は有料会員の登録が必要です。「日経エレクトロニクス」定期購読者もログインしてお読みいただけます。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら