Bell Helicopterの「空飛ぶクルマ」。CES 2019(2019年1月8~11日、米ラスベガス)で発表した。(写真:同社)
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 自動車関連の出展が増え、「Car Electronics Show」と言われて久しいCESだが、これまでの自動車とは異なる新しいモビリティー(移動手段)の発表の場になっている。前回のCES 2018では、米Intelの基調講演に、同社投資子会社の米Intel Capitalが出資する独Volocopterの電動の垂直離着陸(eVTOL)機、いわゆる「空飛ぶクルマ」(関連記事)が登場。来場者の度肝を抜いた。

 今回のCES 2019でも、開催前のプレスカンファレンスで、米Bell HelicopterがeVTOL機「BELL Nexus」を発表した(図1)。同社がeVTOL機を開発していることは知られていたが、コクピットなど一部しか見せておらず、回転翼(ローター)などを含めたフォームファクター(形状)全体を披露したのは今回が初めてである。2025年ごろの実用化を目指す。

図1 Bell Helicopter President and CEOのMitch Snyder氏
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 BELL Nexusは、ダクトで囲まれた6つのローターを備える(上部のイメージ)。パイロットを含めて5人乗りの機体である。自律飛行技術を開発中で、将来はパイロットなしでの飛行を目指している。

 ローターはチルト型だとみられる。チルト型は、離陸時には、地面に対してローターが水平(ローターの回転軸を垂直)になるようにし、地面に向けて風を吹き付けて浮上する。浮上後、ローター部が地面に対して傾くように回転させて、水平方向の推進力を得て、目的地まで飛行する。これにより、垂直離着陸を可能にし、巡行時は大きな推力を得やすくする。

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