東京五輪関連の特需をはじめ、好況に沸く建設業界。2020年以降も工事量は急激には落ち込まないと見通されるものの、利益率の上昇に陰りが出るなど、業績の停滞期が訪れつつある。したたかな建設会社は将来の市場縮小を見据え、多額の資金を投じる勝負に出た。研究開発や土木以外の事業に注力して、稼げる企業へと変貌を遂げようとしている。

(写真:PIXTA、123RF)
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収益多様化
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洋上風力発電
資金調達や関係者との折衝、作業船の建造、工法の開発など、事業者と施工者の両面で仕事を狙える。国の後押しもあり、エネルギー事業のエース的存在。
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宇宙開発
ロケットの開発、月面基地や宇宙エレベーターの建設、月面探査にインフラ整備のノウハウを生かす。10年以上先を見据え、産学連携で取り組む一大事業。
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農業・林業
植物工場の建設や農作物の生産・販売、森林資源の活用に乗り出す。バイオマス発電事業や治水などにつながり、地域活性化にも貢献できる。
収益多様化 生産性向上
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インフラ運営
国・自治体から空港や道路の運営権を買い取り、利用料で利益を得る。国内の他、海外での事業も増えそうだ。一度受託すると数十年にわたって収益を見込める。
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AI
写真の解析や建機の自動化など多岐にわたる用途があり、人手不足解消や生産性向上の切り札と呼ばれる。熟練技術者の技能伝承にも有用。
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ドローン・ロボット
測量や現場の単純作業、インフラ点検など、設計・施工・保全の各段階で人の仕事を肩代わりする。人とロボットが協働する現場を目指す。
(写真:PIXTA、123RF)
出典:日経コンストラクション、2019年9月9日号 pp32-33 特集 五輪後の勝者はここに賭ける!
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