生産性向上や働き方改革が叫ばれるなか、積算ミスによる入札のやり直しなど能力を疑わざるを得ない発注者が続出している。理不尽な要求を突き付けられ、尻拭いをさせられるのは建設会社や建設コンサルタント会社だ。優れた発注者はどこにいるのか。日経コンストラクションは受注者が発注者を評価する独自のアンケート調査を実施。ランキングを通して見えてきた発注者の理想像と、人工知能(AI)などを駆使して仕事を見直そうとする発注者の取り組みに迫った。

日経コンストラクションのアンケート調査で受注者が採点した発注者の総合評価点ランキング。有効回答が10件以上の発注者について示した
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[調査概要]

  • 日経コンストラクション読者と日経xTECHの登録会員のうち、建設会社と建設コンサルタント会社の社員を対象に2019年6月から7月にかけてインターネット上でアンケート調査した。評価対象は、国土交通省の8地方整備局と北海道開発局、内閣府沖縄総合事務局、東日本と中日本、西日本、首都、阪神、本州四国連絡の6高速道路会社、47都道府県の63機関
  • 調査では、過去3年間に担当した土木工事や建設コンサルタント業務を最大3件まで挙げてもらい、それぞれの工事や業務の発注者を12の質問項目で評価してもらった。質問項目は下記を参照。各質問について、「適切」「どちらかといえば適切」「どちらともいえない」「どちらかといえば適切でない」「適切でない」といった5段階で評価してもらい、100点、75点、50点、25点、0点を配点。発注者ごとに12項目の平均点を算出し、総合評価点とした
  • 12の質問項目を「受注者を見る目」「頭の軟らかさ」「基礎技術力」「コミュニケーション力」「働き方改革の取り組み」という5つの評価軸に区分し、発注者ごとの平均点を算出した
  • 調査の有効回答数は692件。有効回答が10件以上集まった31機関をランキングの対象とした
出典:日経コンストラクション、2019年8月12日号 pp.32-33 特集
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