工期短縮を図るには、工事担当者が時間をうまく管理できなければならない。時間の使い方に無駄があると、工程管理に悪影響が出る。最終回は、時間の無駄を省いて効率的に仕事をするための「時間管理術」を伝授する。(日経コンストラクション)

講師:降籏 達生氏(ふるはた・たつお)
講師:降籏 達生氏(ふるはた・たつお) 1961年兵庫県生まれ。83年に大阪大学卒業後、熊谷組に入社。95年に退社、98年にハタコンサルタントを創業し代表として現在に至る。コンサルティング実績は2000件を超える(写真:ハタコンサルタント)
(イラスト:山田 タクヒロ)
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 工期短縮を図るには、工程管理が肝になる。しっかりとした工程管理を実行するには、工事担当者が時間をうまく管理しなければならない。時間の使い方の無駄をなくす必要がある。

 無駄をなくすには、まずは仕事を分類する。1人でする仕事なのか、事前に分かっていた仕事なのか、継続してする仕事なのか、社内の仕事なのかと分けたうえで、それぞれの内容に応じて取り組む際の留意点や課題、改善策を検討する(図1)。仕事の内容に違いがあるのに、同じやり方で取り組むと無駄が生じる。

図1■ 仕事を分類して改善策などを記す
  仕事の分類 留意点 課題と改善策
1人でする仕事なのか 自分1人でする仕事 仕事の始まりを決める 取り掛かりが遅くなりがちだ
→30分以内に始める
他人と一緒にする仕事 仕事の終わりを決める 期限を決めずに仕事を始めがちだ
→実施期限を決める
事前に分かっていた仕事なのか 事前に想定できる仕事 自分が今やる仕事、自分が後でやる仕事、他人がやる仕事に分類る 無計画だと取り掛かりが遅れる
→スケジュールをつくる
事前に想定できない仕事(突発の仕事) 担当を決められず取り掛かれない
→早い段階で打ち合わせをし担当を決める
継続してする仕事なのか 継続的にする仕事 チェックシートをつくり、仕組みにする 仕事が標準化されておらず、担当者によってかかる時間に差がある
→手順書やチェックシートをつくる
企画を立ててする仕事 継続して実施する 慣れない企画だと時間がかかってしまう
→間隔を空けずに実施する
社内の仕事なのか、社外の仕事なのか 組織外部への働き掛け 質を上げる 仕事の品質が低くなる
→社内のチェック体制を整備する
組織内部への働き掛け 効率化する 時間がかかりすぎている
→書類作成や会議を見直す

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